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労働とボランティアと資本主義 [労働]

ぼくは吉祥寺の井之頭公園の池の
無給のボランティアはブラックだと思った。

そこでこの記事 http://tomin-youbou.blog.so-net.ne.jp/2014-01-27-3 を書いた。
POSSEの今野晴貴氏に見てもらったら




POSSEの今野晴貴氏曰く、
全ての労働に金を払うと成り立たないのが、市場経済です。
これはなんとなくわかる。

いちいち人間の労働を全部お金には変換できないとは思う。
労働と呼ぶと難しい。
僕なりの解釈で労働を善意と言いかえる。

人の善意をいちいちお金に変換できない。
たしかにそうだ。

自分なりに考えをめぐらして書いてみる。
家事労働や、家族介護、子育て。みんなボランティア労働です。

これはたしかにそうかもしれない。
家族がやる場合にはいちいち労働をお金に変換しないということはよくある。

スーパーの買い出しに行くのに輸送費とか人件費とか考えず
お使いにいったりするし。
べつにその時かかった時間によって時給を請求したりもしない。

いや実をゆうと頑張るようなことはおねだりを欲しがる自分もいる。
でもまあ毎度毎度お金お金というかんじではない。

家族とかあと友達の間でもよくある。
ちょっとその料理ちょうだいと聞かれてあげることもある。

この場合僕は友達に料理を提供したことになるが
料金を請求しようとは考えない。

仲がいいとお金を仲介させなくても絆があるから平気なんだろう。

おそらく見ず知らずではこうはなかなかならないだろう。
たぶん不機嫌になるだろう。

このように友達とか家族とかそうゆう中では労働にいちいち
金銭的価値をつけないというのはある。

それはある程度家族とか友人にはお金ではない形で
自分がしたことが返ってくるという見返りを期待しているからかもしれない。

見返りがないのに奉仕する状態もある。
深い愛がある場合だ。

確実にすぐ死ぬとわかってて遺産も財産もない人に
そして他の見返りももう期待できない相手に
人は見舞や手伝いに行くときもあるかもしれない。

こうなると愛とか仁義とか忠誠の世界だ。
お金に変換できない行動だ。

たしかにこの世のすべての労働(あえて善意と呼ぶ)は
お金に変換できないのかもしれない。

労働という中にはお金に変換できるものと
変換できないものがあるのか。

いやお金に変換したくないものと言った方がいいのかもしれない。

価値を付けてもいい労働と
価値を付けたくない労働が

きっと人にはあるのだろう。

結婚して一緒に住むということは
一泊いくらなんていちいち考えたくないんだろう。

愛し合っていくらなんてことも考えたくないんだろう。

病気の知り合いに見舞代を要求するどころか
果物持ってあげたりしちゃう。

人には心からの行動とか大切なものにはお金に変換したくないのだろうか。

人はときには自分から心から進んでやるボランティアに金銭的価値を見出さずに
打つ込む献身さを持っているのだろう。

あと付け足すとすれば労働だと思ってもないこと、当然すると思っていることは
お金に変換しないのかもしれない。

僕は結構薄情だし、あとお金がもらえるならラッキーとすら思う。
だから池の清掃ボランティアでお金がもらえたらラッキーと思っちゃう。

でもだからと言って日常の全部のことに対して常にお金を貰おうとは
思ってはいない。
でも人よりはお金が欲しいタチなのかもしれない。

個人的には今回の池の清掃ボランティアは
ちょっとくらいお金あげてもいい気がするけど

でもお金を払ってたとえば人に仕事を発注するという形にするよりは
人々が自発的に集まってきれいにする方がお金目的だけの事務的な作業でなく
池の清掃をイベントにする効果があるかもしれない。

そして普段自分が使う池を自身で手入れすることで
池に対する愛着が湧いて次からはきれいに公園を
使う人が増えるかもしれない。

そういった心理的作用が金銭に縛られない労働にはあるのかもしれない。

人によってお金に変換したいことしたくない事は差があるんだな。

お金に変換できない人の善意や行動はある。

そうなると今度はお金に変換できる労働は
なぜお金に変換できるのだろうかという
疑問がわいてくる。

そしてなぜその労働はなぜその値段なのかという
労働と賃金の関係も気になる。

労働に金銭価値を付ける意味と
その金銭的価値の持つ意味はなんだろうか。


疑問は尽きないしとりあえず
今野氏から紹介された本を読んでみてまた考えようかな。


おわり
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